牧師紹介

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ご挨拶

わたしは日本基督教団香里教会(大阪府枚方市)で20歳の時に洗礼を受けて以来、長い間信徒として教会生活を送りました。その間、教会学校教師、伝道委員、教会会計などの働きを許され、役員としても奉仕の場が与えられました。また36歳の時アメリカに渡り、米国長老教会の一員として、在米日本人への特別牧会に理事の一人として参加する機会を得ました。この様にして、教会での交わりを深め、数人の牧師から訓練を受けたことによって、少しずつ伝道の働きに関する経験を重ね、神学にも目が開かれて行きました。50歳を過ぎた頃から、ギリシア語、へブル語の基礎、教会史、教義学等をカトリック大阪司教区立の英知大学聴講生として学んだことにより、はっきりと自分の召命を自覚、仕事を完全に辞め、牧師となるべく2006年、関西学院大学大学院神学研究科に入学しました。

2008年春より、神学生の身分のまま枚方市にあります日本キリスト教団マラナ・タ教会の説教者として迎えられました。マラナ・タ教会はわたしが27歳から30歳まで信徒として出席していた懐かしい教会です。関学でエキュメニカルな視点を学びつつ、日本キリスト改革派の神戸改革派神学校において教義学を学ぶとともに、加藤常昭師主催の説教塾に積極的に参加し説教の学びと実践に取り組む等、牧師としての基礎訓練の幅を広げてきました。

2009年3月補教師試験に合格し、大阪教区において准允を受け、同年5月からマラナ・タ教会の主任担任教師(伝道師)として正式に着任、2011年9月正教師試験に合格、12月に按手を受け、正教師となりました。わたしの使命は、聖餐を共にする共同体を形成し、礼拝する喜びをこの世に伝える伝道の働きを、地区や、教区の教会と協力して広げて行くことにあります。ご復活のキリストは、エマオに向かう弟子たちに食卓においてその姿をあらわされ、弟子たちの前で焼き魚を食されました。食事をするごとに、主の復活を祝うのが教会の大事な使命だと認識しています。

19世紀末まで世界の教会は分裂に分裂を重ねてきました。とりわけ宗教改革によるプロテスタント教会の出現によりローマ・カトリック教会の伝統と権威が崩れたことによって、「聖書のみ」を標榜する教会が独自に信仰告白を制定し、多数の教派が誕生しました。これはヨハネ福音書17章22節の「すべての人を一つにしてください」というイエス・キリストの最後の晩餐での祈りに反するのではないかと言わざるを得ません。

一方で19世紀中頃から後半にかけて、交通の発達が世界への伝道を可能にし、伝道地での教派を超えた協力が不可欠になったことから、世界の教会の交わりが急速に盛んになってきました。そして、20世紀に入ったころから、教会の協力が実現するには「信仰告白、聖書解釈、サクラメント、ミニストリー(職務)」の四点に関して話し合い、できれば合意すること、少なくとも一定の理解を持つことが必須であるとの認識が深まっていきました。

1960年代前半の歴史的出来事である第二バチカン公会議を経て、カトリック教会も正式に世界教会協議会信仰職制委員会に加盟しました。このことによって、使徒的信仰を共に告白して「一つの教会を信じる」という相互信頼が少しずつ出来上がっていきます。世界の教会が対立する時代から協調・和解の時代を迎えようと歩み出したのです。わたしも、聖公会やカトリック教会に友人を持ったことがきっかけになり、協調・和解を願い、いろいろな活動に参加しています。これには神学校での学びも大きく影響しています。

今日では、各教会間の違いを偉大なる「多様性」のたまものと捉え、この多様性を互いに祝福しあえるようになってきております。わたしは、世界中に広がるキリスト教会は同じ神のひとつの教会であること、その信仰生活は楽しいものであり平和を作りだすものであると確信します。そのことを理解していただけるような働きをしたいと願っております。

2012年7月5日

キリストにあって
久 下 倫 生

 

信仰歴

・1970年   日本キリスト教団、香里教会で受洗。
・1978年   同教会の枚方伝道所に移り、マラナ・タ教会設立時のメンバーとなる
・1981年   引越しで同教団茨木教会に転会
・1987年   転勤で米国勤務となり、米国長老教会に移籍
・1993年   帰国して、日本キリスト教団に復帰。大阪のぞみ教会(豊中市)に転入
・2006年   関西学院大学大学院神学研究科入学
・2008年   4月より同大学院、大阪のぞみ教会に在籍のまま、
マラナ・タ教会で信徒伝道者として毎週の説教奉仕等にあたる
・2009年 2月 関西学院大学大学院神学研究科修了
・2009年 5月 教団の准允を受け、マラナ・タ教会に着任
・2011年12月 按手を受け正教師となる

 

 

略歴

1950年、大阪市生まれ。 大阪府立大手前高校から京都大学工学部へ進学。高分子化学専攻。 その後基礎医学を学ぶ。高分子材料の医学への応用で工学博士(京都大学)、 ストレスによる生体反応の電気生理学的研究で医学博士(名古屋大学)。6年間の米国生活で、エキュメニカルなキリスト教活動に触れる。 関西学院大学大学院神学研究科で歴史神学と実践神学を専攻(神学修士)

わたしたちの教会は、プロテスタント諸派が合同してできた日本基督教団の教会です。穏健で健全な福音主義に立っています。どのような信仰の立場の方でも歓迎いたします。しかし教会が二千年間守ってきた伝統には忠実な教会です。